野球の先輩たちへの敬意
先日、Nishio Sky Rocketsの2戦目が行われました。我がチーム初のホームランが飛び出すなど、善戦しましたが残念ながら負けてしまいました。応援に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。
当日参加してくれた選手のうち4人は、小学校の時息子と同じチームで野球をした仲間です。僕は野球人生1年目ですので、高校や大学まで野球をやり遂げた彼らは尊敬すべき先輩です。彼らと過ごした時間は、10年以上前の数年間ですが、小学生だった彼らはすっかり青年になっていました。野球選手として一番鍛えていた時から数年たっているとはいえ、野球ど素人の僕からすると、キャッチボール、バッターボックスに立つ姿、塁上に立つ姿、守備に向かう姿、全ての所作がカッコいいんですよ。
剣道、柔道、茶道、華道など、~道という言葉がありますが、野球にも絶対”道”が付きます。
大谷翔平がゴミを拾うとか、所作が紳士的だとか注目されますが、日本人としては精神が鍛えられていなければ結果が出ないのは当たり前だ、と思うんですけど、違うかな?
我がチームの選手からも、さりげない所作に野球道の様なものを感じるんですよね。鍛え上げた人達からしか醸し出されないオーラがある。だからカッコいいと感じるんだと思います。
人生の先輩面したい
彼らが社会人として今からいろんな試練を乗り越えて、家庭を持ち、責任を背負い、良い事も悪いこともいっぱい経験し、おじさんになっていく、その中間点である20代前半に、こうしてもう一度同じ時間を過ごせることが、何だかとっても嬉しいです。
おそらくこの野球チームを作らなければ、一生合わなかった子もいると思います。小学生の時一緒に野球をしたり、ぶどう狩りに行ったり、山登りしたりした少年たちと、大人になった今、もう一度いろんな話をできたら嬉しいなと思います。
何かいろいろ聞いてくれないかなー。悩みとか無いのかなー。落ち込んだりしたら何でも聞いてね。遊びに行かないで試合出てね。
あとからくる者のために
自分が50歳になって思うように、若く考えが幼かった頃の自分を、諸先輩方も同じように見守っていてくれたのだと思います。
あとから来る者のために、苦労をし、田畑を耕し、種を用意しておこうと思います。
あとからくる者のために 坂村真民
あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し
種を用意しておくのだ
あとからくる者のために
しんみんよお前は
詩を書いておくのだ
あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ
あああとからくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みな夫々自分で出来る何かをしてゆくのだ