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こすぱたいぱむだぱ

効率を重んじ過ぎる時代

日経新聞にある記事が載っていました。

時短を促し隙間時間を活用する「タイパ」ことタイムパフォーマンス
月々〇〇円でこんな機能まで!「コスパ」ことコストパフォーマンス

無駄をそぎ落とし、効率を求め、費用対効果を追求する、そんな現代において6割超がタイパ・コスパを重視するものの、4割超が「タイパ疲れ」「コスパ疲れ」に直面しているという調査結果でした。

ムダパフォーマンスとは

日経MJが、無駄が生む効果や満足感を「ムダパフォーマンス」と定義したそうで、面白い言葉だなと思ました。
近年を振り返ると、技術革新と相まって無駄な行動、無駄な時間などを排除することに重点が置かれてきたように感じます。

そんな中で「ムダ」に焦点を当てたインタビューが載っていました。それぞれが思うムダパの例として、料理に時間をかける、落ち葉を拾う、違う道を歩く、買えないけど欲しいものをずっと見つめる、子供の教材を手作りするなど、いろいろ挙がっていました。

かくいう自分も、愛犬くろすけの散歩中もイヤホンでYoutubeや音声メディアなどを聞き、時間を有効に!と思ってしまいます。しかし、時にイヤホンが行方不明だったりして何も聞けずに散歩に行くと、夕焼けを見たり、星座を見たり、空気の変化を感じたり、考え事をしたり、くろすけに話しかけたりしてるんですね。サソリに刺されて死んだオリオン座はさそり座と反対の空にしか現れない、のウンチクを確かめたり、北斗七星の横に死兆星は見えていないか、などくだらないことをしながらの散歩の楽しさを再確認させられた記事でした。


ムダスポーツ「野球」

毎週金曜日に室内練習場で練習をしています。しなくても損はしません。強制もされていません。やらなければその時間は別の事に使えるし、翌日まで筋肉痛になる、顔にボールが当たってあざができる、などの苦痛を生みません。なのに僕と同い年くらいの男女が、金曜日の夜ひたすらノックを受け、ロンティーを行っています。その光景はスゴイです。20代の若者と、おじさんおばさんが列を作って自分の番を待ち、ノックを受け、ショートバウンドを取ると周りから喚声が上がり、エラーすると自ら「もう一丁!」と言いながら何本もノックを受けるという熱い練習をしています。
おじさんおばさん達は、ショートバウンドが取れるようになっても給与は増えませんし、位も上がりませんし、試合に出るわけでもないし、どこを目指しているのか?とみんな思っていますが、絶対使うことのない技術を磨く日々です。

でも、ショーバンが取れた時のパパンって音、バットの芯にボールが当たった時の感覚が楽しいんです。

そして、練習の後更に、人生における無駄の極致とも言える、「マージャン」が、若者とおじさんおばさんが卓を囲み深夜まで繰り広げられます。

先日も試合がありました。日曜日の貴重な時間に大人がたくさん集まって試合が開催されます。
野球には広いグランド、9人の選手、ランナーコーチなどやってくれる人、応援してくれる人×2チーム、そして審判、雨はNG、風もややNG、夜にはできないなど、なんとたくさんの条件が必要なスポーツでしょうか!すぐ試合流れるし。
たくさんの人たちの協力があってようやくできる野球の試合は、みんなの貴重な時間の集合体です。だからこそ野球から与えられる、チームで試合をして勝った時の喜び、負けた時の悔しさは、多くの犠牲によって与えられる分、貴重で代えがたいものです。

無駄とは最高の贅沢

僕がこのプロジェクトを始めた時、最初に掲げたバーチャル全盛期の時代へ挑戦するスローガンが、「オンラインサロンよりリアルサロン」「計画も約束もないけど行けば誰かがいる場所を作る」でしたが、それこそがまさに無駄を楽しむということだったのかもしれません。

今週も僕は無駄にノックを受けるでしょう。グローブ買おうかな。