アジサイあと何回見れるかな
毎年6月頃、家の前にアジサイがキレイに咲くんですが、何故か1年前に見た時に、「後、何回見れるのかな」って思ったんです。
花の名前もあまり知らない人間なのですが、何故アジサイが印象にあるかと言うと、年末から3月までとても忙しい仕事なので、その間は心が荒んでおり、庭に咲いている梅の花も、通勤途中に咲き誇る桜の花も気付いたら散っています。
そして、人の心を取り戻した5月終わりくらいに咲くアジサイの花が、毎年目に飛び込んでくるのです。
後、30回くらい見れるのかな、もっと少ないかなー。って思ったことがありました。
お寺の言葉に怒られた
昨年の秋ごろ、運転中に信号待ちでふと隣を見ると、お寺の掲示板的なところ(何かいい事や教えが書いてあるところ)にこの言葉が書いてあり、思わず撮った写真がこれです。
お前、近いうちにフルマラソンにもう一度出たいなー、野球チーム作りたいなー、ジム行ってダイエットしたいなー、あーだこーだと言うだけで、なんもしとらんやん!この嘘つき!って言われた気がしました。
この言葉は年末から3月までの間もずっと心に引っかかっていました。
タロットカードにも同じこと言われる
僕がお世話になっているお客さんがタロット占いができる方で、今年の2月頃、見てくださいました。
あの絵は絶対不吉やんって思うカードや、これは良さそうだなという穏やかな絵のカード、これは逆さだけどいいのかなカードなど何か意味ありげなカードが何枚も並べられ、最終的に
「あなたは、夢を叶える環境にあるが、自分でスタートを切らない理由を考えている」
というような事をおっしゃったと記憶してます。この時も、何か自分の心の浅さを見透かされている様な気持ちでした。
夢を手に入れた男
息子や娘の少年野球時代にお世話になったその方は、ある日カフェスタンドの店長として僕の前に登場しました。
長年勤められた会社での地位や高給を捨て、人と人との結びつきの場を提供したいという思いから、カフェスタンドを始められたとの事でした。自分で経営するって大変ですよねと聞いた僕に、めっちゃ楽しいですよと言われたその笑顔は、輝いて見えました。
やっていることがその人の正体
以上が、僕のヘボい心を奮い立たせるに十分な出来事たちでした。
自分が必要とされる、そこに行けば誰かがいて、そこに居ていいんだという場所を作ろうと決意し、現在に至ります。
もうすぐ死ぬな―て思った時に、「わが生涯に一片の悔いなし!」って言うつもりです。しゃべれたら。