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今日という日は残りの人生の最初の日

おやじプレイヤーズ初参戦

昨日、エントリーしていた西尾市民大会の初戦がありました。
今回も若者たちが参加してくれたおかげで試合はできたのですが、9番ライトに僕と同い年の選手が出場しました。
そもそもサポーターとしてこのプロジェクトに参加して頂いたのを、僕が無理やり選手登録をお願いしました。謙虚な方で、中学で野球部だったけどそれ以来やっていないということで、「ランナーコーチ、球拾いはやりますよ」とおっしゃるのを、僕がどうしても!とお願いして、今回出場を了承して頂きました。
「おやじプレイヤーズの出場」この試みは、僕がずっと描いていたことで、おやじプレイヤーズの出場機会をずっと願っていました。

~おやじプレイヤーズ~ 参照

時を経て蘇る40年前の努力

毎度、何もしないくせに勝手に緊張し、試合前にあたふたと忘れ物を取りに行っている間に、メンバー表提出の集合がかかり、「何で監督がいないんだ!」と審判が怒ってたよと娘から聞きヘコむ。いないところで怒られるのは、50過ぎると辛い。
今日は曇りで日差しは激強ではないが、じりじりと暑く、全身に汗がにじんでくる。この汗は暑いからなのか緊張からなのか。暑さ4,緊張6といったところ、いや、暑さ5,緊張8はあるな。っていうか足したら10を超えちゃっている。
風は上空にけっこう強く吹いていて、フライを取るのは難しそうだ。やったことないから知らんくせに、言ってみたいだけだ。
我がチームは後攻。ついに市民大会の大切な初戦のプレイボールがかかる。相手の先頭バッターは右打者だ。
我がチームのピッチャーは右の本格派。初球がキャッチャーのグローブに音を立てて投げ込まれる。ストライク!速い!いい球だ!これはいける!

2ストライクと追い込んだ4球目、フルスイングから放たれた打球は、高々と舞い上がった!ライトに。ん?ライトだ!

まさか先頭バッターの打球が、おやじプレイヤーズが守るライトへの飛球とは!中学野球部の実力を信じよう!我がチームのセンターは来年から社会人野球に内定している名手なので、打った瞬間ライトの守備位置の、ほぼ横まで到達している。滞空時間が長い飛球だ。打ち上げられてから1分くらいに感じられる。正直、ライトが落としてもセンターの処理で進塁は最小限に抑えられるだろう・・・などと考えていると、ライトが構えるグラブに打球は吸い込まれるように入っていった!審判がアウトといったのが聞こえないくらい、我がチーム側から歓声、いや歓喜の雄たけびが上がった!
僕は心の奥底から感動した。マジで。
僕と同年で中学時代ということは、40年近く経っていることになる。でも、やはり当時まじめに練習したことは体の奥底に残っているのだろう。落としたらなんて想像してごめんなさいm(--)m

最終回の打席

試合は終始リードされているのを追いかける展開となる。5点差をつけられたが、一時2点差まで迫る。再び4点差となっての最終回の攻撃。先頭の7番バッターが内野安打で出塁。8番バッターが空振り三振に倒れ、9番バッターが打席へ。祈るような気持ちでおやじプレイヤーズの打席を見つめる。初球はファール、迷いのないフルスイング。2球目、相手投手の大きく落ちる変化球で空振り。その後きわどいコースを2球見送る。カウント2ボール2ストライクから、ワンバンするくらいの変化球が投げられた!スイングの動作に入っている!空振りか!?
だが次の瞬間、地面ぎりぎりの球をすくい上げるような執念のバッティングで、打球はサード方向へ上がった!懸命にジャンプするサードの頭を超え、レフト前に。最終回の大事な場面でヒットを放ったのだ!!バットを短く持ち、まさにチームのための、何としても次へ繋ぐのだという粘りのバッティングだ!

今回僕が思ったこと

その後、残念ながら試合は負けてしまいましたが、とてもいいものを見せてもらいました。ドキドキと感動と悔しさと次へ向けてのワクワクの詰まった試合でした。
何歳になっても何かに挑戦することに早い遅いはなく、挑戦することが大切で、結果に関係なく今後の人生においての張り合いや、やりがいにつながると思います。そして何より周りを感動させます。同い年の選手のプレイを見て、僕もバット振ろうって改めて思わされました。

どんなに困難な挑戦であっても、やらなきゃなと分かっていながら二の足を踏んでいる時も、僕は常にタイトルの言葉を胸に前へ進むことを誓います!