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監督という仕事

たった7か月ほど監督をやったごときで思ったこと

先日も3連休中の日曜日にも関わらず、多くの選手が集まってくれて素晴らしい試合を見せてくれました。
うちの自慢の選手は、いろんな方々の人脈で我がチームと出会い、選手登録してくださり、チームの勝利に向けて頑張ってくれています。何も言わずランナーコーチをしてくださるおやじスターズの先輩方、数か月前まで全く知らなかった若者が、自分が立ち上げたチームの選手として試合をしている姿を見ている僕の顔には、感無量と書いてあると思います。

試合後に次回の試合日程が決まったのでみんなに伝えると、バイトを入れちゃったー!試合行きたい!と言ってくれる選手がいたり、決勝戦まで行きたいと言ってくれる選手がいたりします。強豪と戦うこと、優勝を目指すことを楽しいと思ってくれる猛者たちがいます。

一方、僕が野球やったことない男でありながら、毎週のように室内練習場でノックを受け、当初の見るも無残な状態から、ちょっとできるようになってくるととても楽しいため、未経験の方にも「野球楽しいよ!」「ぜひスカイロケッツ入って!」とあちこちで話をしているんですが、それを聞いて真剣に野球やりたいなと考えてくれる方もいます。

グローブ買っちゃおうかな?バッティンググローブもいるよね!などと盛り上がっています。

Homebaseプロジェクトは、野球というスポーツを中心に置いて多くの方々が出会い、選手でもサポーターでも、やりがいやそれぞれが必要とされる居場所が出来たらという目標があります。このプロジェクトには多種多様な方々が関係してくるため、すべての人々に満足してもらうという目標を実現するのは、容易なことではないなと実感する今日この頃です。

選手で言えば実力には当然ながら差があり、モチベーションも違います。時の経過とともにチームの現在位置も変わっていきます。リーグの上位を目指して頑張っていけば、相手チームも強豪になります。例えば高校野球の強豪校のように、大きな目標がありそれを目指して集まった集団の意志統一はしやすいと思いますが、18歳から81歳、男性と女性、選手とサポーター、経験者と未経験者を有する我がチームは、いろいろな思いを持って集まっているグループです。
ちっちゃい悩みで言えば、試合に9人以上参加表明してくれた場合、全員に試合出て欲しいし、楽しかった、また来たいと思って欲しいので、誰をスタメンにするか、途中交代を誰とするかなど本当に悩みます。全国にどれだけの監督と呼ばれる人達がいるか分かりませんが、心中お察しします。
併せてチームに対していろんなご意見を頂きます。施設の運営、チームの選手起用、それぞれがチームを思っての意見ですので全てを実現するのが理想ですが、全体のバランスを考えると、あちらを立てればこちらが・・・

う~ん、悩ましい。

これは、家族であっても、チームであっても、会社であっても、国家であっても、全員を平等に、満足行くような施策を考えるのは至難の業であり、人類の永遠のテーマだということは承知しています。

でも僕はせっかく野球のド素人なんだから、野球のセオリーを尊重しつつ、自分が正しいと思うことを、思うがままにやってみようと思っています。

大変だとか言ってるくせに、今スカイロケッツレディースを結成できないか真剣に考えている僕でした。つづく