決戦前夜
令和7年4月20日、西尾市総合グランドB面でNishio Sky Rocketsの試合がありました。
前日から、道具は揃っているか、ユニフォームをまだ渡していない選手はグランドで渡さなきゃいけない、試合開始前に出すボールを買いに行かなきゃ、3枚複写のメンバー表もまだ買ってないぞ、グランドのA面B面フルで使うみたいだけど当日の駐車場は空いているのか?グランド横の駐車場が空いていない場合は、少し離れたところに停めて歩いてこなきゃいけないから、全体LINEに地図を送らなきゃ、と勝手にパニック状態でした。
何もできない男
いよいよ試合当日。朝の血圧測定&薬を飲むのも忘れ、立ったり座ったり。そうこうしていると、我がチームのコーチから電話が。早いけど今からグランドに行く?との申し出に、是非!と試合開始2時間以上前にグランド入り。第1試合を見て時間を過ごす。
実はこのコーチこそ、実質の監督。表立って代表づらしているのは自分だが、実際野球の「や」の点くらいしか知らない。コーチが仕切ってくれなければ、打順も守備も決められない。
そして、管理部の首席秘書官がこれまた早めに到着してくれる。メンバーの名前、ポジションが書かれた磁石のプレートと、打順、守備位置などが分かる作戦用ホワイトボードを手作りで持ってきてくれた。我がチームが誇る「しごでき女子」である。とにかくいつも、あれは決めたか、あれは注文したか、あれは大丈夫か、と僕の視野の狭さをカバーしてくれている。
他にも、ユニフォームやTシャツのデザイン、チームのロゴマークも全部決めてもらい、写真撮影は専属カメラマン一任、イベントを開催すれば、買い出しから会場準備まで全部やってもらっている。選手集めもスカウト部長と、僕の娘頼み。
そう!自慢じゃないが何もできないのだ!
~ ルフィの気持ち~ 参照
Nishio Sky Rockets の初陣
選手たちが集まり、試合前のノックなど練習をする姿を横で見守り、マネージャーである下の娘が書いてくれるメンバー表を持って、何をしていいか分からず手持無沙汰でそわそわ。監督同士のじゃんけんに負け、後攻となる。真ん中の娘に、「後攻!ってみんない言いなよ!」と言われ「こ~こ~です~」と伝える。いよいよ試合開始。我がチームのピッチャーは初回からエンジン全開で、三振の山を築いていく。コントロールがよく球速も速い!打撃では、さすがに野球をやっていた人たちの打球はパワフルで、ランニングホームラン2本を含む猛攻。13対2で3回コールドゲームという結果だった。
一方監督の仕事で焦ったのは途中の選手交代。セカンドが下がり、交代選手がショート、ショートがファースト、ファーストがサード、サードがセカンドという交代だったのだが、焦りと緊張とわけわからんプレッシャーで、全く覚えられない。最終的に娘に文章で書いてもらいそれを審判に向かって読むという、恥ずかしい選手交代であった。
反省を生かせない男
試合開始前に、続々と集まってくださるサポーターの皆さん。その数20人ほど。軟式野球の試合としては一種異様な光景。皆さんお忙しい中、時間を割いて集まってくださった。市議会で活躍される方から、歩くのも大変なのにグランドまで来てくれた方、夜中まで仕事をしていたにもかかわらず、来てくれた方もいた。
そこで、進歩がない&反省を生かせない男の本領が発揮される。
またしても、試合前のプレッシャーの中、来てくださったことに感謝の意を表することを怠ってしまったのだ。
お前は、一人ずつお名前を呼び、感謝の気持ちを表すんじゃなかったのか。そんな心の声が聞こえたのは、試合が終わって、次の試合の審判をしている時であった。時すでに遅し。皆さんは帰られた後である。つくづく我ながら情けない。
~ 好印象を与える話し方について ~ 参照
次こそは絶対、感謝の大アピールをすると誓います。
野球をやったことない男が付けた背番号30
そんな失敗はありましたが、監督としてベンチに座り、目の前にはSky Rocketsのユニフォームを着てプレーする選手の皆さん、振り返れば他には類を見ないほど大勢の応援団。そして、野球をやったこともない僕が背番号30を付けている。
皆さん本当にありがとうございました。
まだまだ始まったばかり。早速、次の試合の参加者が少なそうだぞ・・・。
心配や不安はあるものの、皆さんのおかげでNishio Sky Rocketsがいよいよ始動しました!